一般社団法人 日本アーバンスポーツ支援協議会(Japan Urban Sports Support Committee以下、JUSC)は、 一カ月後に開催が迫る世界最高峰の都市型スポーツ(アーバンスポーツ)の世界大会「FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019」の一部出場選手が決定し、本日、渋谷キャストにて発表した。

出場選手発表の前にJUSC渡辺守成会長が挨拶をし、「1年前は誰も知らなかったアーバンスポーツの世界大会を広島で初めて開催して、大きな盛り上がりを作ることができた。今後の目標はFISEフランス大会の来場者数である60万人規模を集める大会にしていきたい。最終的には、渋谷のスクランブル交差点でFISE WORLD SERIESを開催したい。SHIBUYA109の壁をボルダリングの選手が登っていく、こういったことができるように、これからもアーバンスポーツを盛り上げていきたい。」と挨拶した。

出場選手発表では、BMXパーク大池水杜選手、BMXフラット片桐光紗季選手、スケートボード池田大亮選手、パルクール ZEN選手、ボルダリング杉村紗恵子選手、アグレッシブインライン安床武士選手、ブレイクダンス Shigekix選手の7名が登場し、会場は盛り上がりを見せた。

各競技の日本を代表するアーバンスポーツ選手同士が質問をしあうトークセッションでは、スケートボード池田大亮選手の「ボルダリングの見所はどこですか?」という質問に対して、ボルダリング杉村紗恵子選手は「同じコースでも壁の登り方・攻略法はそれぞれの選手によって違う。それぞれの選手がどのコースで登るのかをみてもらいたい」と答えた。

アグレッシブインライン安床武士選手からの質問で「大会前のジンクスはありますか?」に対して、BMXパーク大池水杜選手は「好きなおにぎりや牛丼を食べにいくこと。海外であれば、決まったアクセサリーを絶対に身に着ける。お守りのように持っている。」と活躍の秘訣を話してくれました。普段聞くことができない競技の枠を超えた内容に、選手同士も笑顔で話した。

その他にも「BMXフリースタイル パーク」大池水杜選手、「BMXフリースタイル フラットランド」片桐光紗季選手、そして「ブレイクダンス」Shigekix選手がステージ上でパフォーマンスを披露し、間近でトップアスリートの技を見た観客からはたくさんの拍手と驚きの声が上がった。

最後に、それぞれの選手が大会への意気込みを語り、昨年同大会優勝をしているスケートボード池田大亮選手は「今年も優勝して、2連覇をしたい」と力強く語りました。アジア人史上初の全米・北米チャンピオンになったパルクール ZEN選手は「自国開催という事、日本人が表彰台に乗っている姿をみせたい。」と昨年大会のリベンジを誓った。数々の世界大会での優勝経験のあるアグレッシブインライン安床武士選手は「昨年大会は競技見てくれている方が日本人選手を全力で応援してくれた。今年はその方達に喜んでもらえるパフォーマンスを披露したい。」とFISE HIROSHIMA 2019への思いを語った。2018年ブエノスアイレスユースオリンピックで銅メダルを獲得したブレイクダンス Shigekix選手は「昨年は国内大会だったが、今年は外国人選手を招待し、国際大会となりレベルが上がる。そのなかで優勝したい。」と意気込みを語った。

また、アーバンスポーツの楽しさを体験してもらうため『FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019』の競技でもあり、身体一つで障害物を乗り越えて目的地へ移動する競技「パルクール」の体験会が行われました。会場は途中から青空となり、東京の都心部で、小学生などがアーバンスポーツを楽んだ。

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